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「コーポレート・ガバナンス」を名乗る雑誌で、「未来を開く大学の統治改革」として、塩崎恭久元議員とオリックス名誉会長が対談している。

 塩崎恭久、たしか都立新宿高校で坂本龍一などと一緒に暴れまわり、その後東大、日銀を経て、自民党の父の地盤を継ぐ、という絵に書いたような「全共闘転向」2世議員である。

 しかし、その塩崎が引退したリース屋の親父と一体「大学の統治」改革について何を話すのやら。

 コーポレート・ガバナンスとは基本、営利を目的とした株式会社の所有者である株主への説明責任を中心とした概念である。

 大学の目的は営利ではなく、研究とそれに基づいた高等教育である。

 その原点が忘れられて、「ガバナンス」祭りを20年やって大型科研をとっている内に、かなりの大学人が「バカ」になってしまったのは事実である。

 だからといって、この雑誌を読んで国立大学の運営員会の委員に天下ろうという野心をもつ大企業の取締役員達に大学を立て直せる筈もない。

 ところで、この雑誌「取締役会協会」発行とある。
 おそらく天下りの夢を見ている取締役達相手の商売をしているのだろう。

 世界貿易センタービル11階とあるが、このビル、20年前に「国労冬物語」の上映会をしたところだった。結構「おんぼろ」な感じだったけど。

 

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