イーロン・マスクは現在世界第2位の大富豪らしい。保有資産は、1800億ドル(25兆円)。
しかし、これだと、マスクの個人資産より大きい予算規模の政府、世界に一体いくつある?、という世界である。
しかも国際NGOオックスファムによれば、マスクの「本当の税負担率」は3・27%だという。
これは保有資産(株式)の値上がりは「未実現資産」となり、課税されないため。
しかし、マスクなど株式資産兆レベルの大富豪は、これを担保に銀行から「融資」の形で非課税のキャッシュ(現金)を受け取る。
まさに現代の「錬金術」である。
とは言え、不平等はWWII以後かつてない程拡大、世界各地でさまざまな原理主義が台頭、ついに世界戦争の危機、という1930年代的な状況に立ち至っている現在、このようなシステムはーマイナーチェンジではなくー根本的な変革が必要だと思われます。