アフリカを地獄から救うために国連を動かそうとした第2代事務総長ダグ・ハマーショールド（スウェーデン）は、コンゴ上空で撃墜・暗殺されます。

　背後にはCIA、MI6、それにアパルトヘイト時代の南アフリカの情報機関がいたことが、ほぼ確実視されています。

　そして、撃墜・暗殺を直接担当したと言われるのが、南アフリカ情報部の秘密機関「南アフリカ海洋研究所（サイマー）」です。

　撃墜死したハマーショルドの首の襟には「スペードのエース」のカードが置かれていました。「スペードのエース」はCIAが任務完了の際、置いていくカード。
　現場でCIAとサイマーの当事者たちが記念にとった写真まで残っています。

　サイマーは当時植民地からの独立を目指していたモザンビークやアンゴラ、ナミビアの黒人たちを抹殺するための生物兵器の開発もしていました。

　ご関心のある方は「誰がハマーショルドを殺したか？」（2020）をご覧下さい。 [参照]