今日は大学にゼミナールに行く。すると、今日は、JRの広告には「一年で億り人になる」、 サブタタイトルが「お金の教養はあなたを自由にする」サンマーク出版というのが貼り付けてある。要するに「学問のすすめ」ならぬ「一億総ギャンブラーの勧め」である。
ところで、この本のサブタイトル、強制収容所の「労働は人を自由にする Arbeit macht frei 」のもじりなのだろうが、ちょっと調子に乗り過ぎではないか?
ビジネス書1位を銘打ち、14歳から70歳までの読後感なるものをセレクトしているが、「貯金がなくても稼げる」、「子供読ませようと思った」、というの類の妄言ばかりである。
今日のゼミのテクストは1965年のインドネシア虐殺を扱った『ジャカルタ・メソッド』だったので、あまりの温度差に頭が少し「クラッ」と来た。いつもの眩暈かもしれないが。