日経は、「ポスト・ネタニヤフ」として「カディマの家」(A.シャロン創設、極右)のオルメルト元首相のインタヴューを掲載。

 オルメルトは「ガザからはハマスを一掃した後、NATOが暫時管理、その後パレスティナ政府に引きは渡す、というプランを提案。

 この程度のプランが「日経」によればイスラエル穏健派の主張。
どこが「穏健派」なのよ?シャロン創設のカディマの党首、今起こっている大虐殺には言及なし。

 人道的停戦なしでポスト・ネタニヤフを語るこのプラン、おそらくバイデンーブリンケンの考えていることなのだろうけど、これをパレスティナ側が受け入れる筈もない。

 まず「ガザの掃討」=「大虐殺」を止めなければ、戦後構想もなにもない。

 しかし、米大統領選は1年後、E.H.カーの『危機の30年』ではないが、世界はいよいよ危機の1年間に入る。

 このままだとトランプ勝利の可能性大。そうなれば国際秩序・国連は雲散霧消する。米国に攻撃される可能性がある国は競って核兵器をもとうとする。何と言ってもご本人が「力こそ正義」の男である。

 たしか米大統領2回までは慣例では?危機の時代であるから、E.サイードとも交友があったオバマに再出馬してもらうしかないのでは?

 F.D.ルーズベルトも「例外期」に3期務めた。

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『危機の30年』(誤)
『危機の20年』(正)

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