上場企業(大企業)の純利益、4-9月前年比で3割増、ということだ。
トヨタを筆頭に自動車産業は「円安」効果で劇的な利益を上げている。直近にも書いたが、多国籍企業は、国を跨いだ企業内取引をしていることもあり、円安でも利益が出る。
トヨタはこの半年で2兆5894億円の純利益。
また、電力など事実上「独占」に近い場合、単に値上げで利益が出る・関西電力は値上げで純利益1950億円の黒字。主な電力会社10社は2・2兆円の黒字である。
であるから、電力会社は原発汚染水の海洋放出を止め、自社が所有する広大な敷地内のタンクに貯蔵しておくことは出来る筈である。
最近は廃水事故の隠蔽があったばかりである。もはや原発に関する報道を「信じろ」というのは無理な話。
いずれにせよ、大企業は空前の利益を上げている訳だから、財源問題に関しては、まず直ちに最低以前の税率に戻るべきだろう。
それをせずに軍事費45兆円を捻出しようとするから、各種社会保険の負担増や退職金に課税、などという「べらぼう」な話が出てくるのである。
この間薬局の行ったら、後期高齢者の一定所得の人(20%)は「10月から2割負担!」と貼ってあった。
高齢者の方は当然、医者にかかることも多いわけだから、これは大変なことである。