フォロー

 例えば、エジプトとイランが共に総動員体制を敷いて、イスラエル軍と地上戦を戦うという状況では、場合によってはイスラエルが側背をつかれて窮地に陥る、という事態も起こり得ます。

 この時、米国はイスラエルに核を使うのを思いとどまらせるには、自ら地上軍を中東に送って戦わなければならないですが、現在のそれは状況では無理です。

 従って、イスラエルにだけ核保有を認め、アラブ、ペルシア諸国には認めないという米国の従来の方針は、バイデンーブリンケンのあまりも突出したイスラエル支持の結果、自ら「袋小路 impasse」にはまり込んでしまったわけです。

 地上戦が一度始まってしまえば、ガザでは大虐殺が展開されるでしょう、エジプト、イランも巻き込んだ大戦争、しかも成り行きでは大量の核兵器が使われかねない状況にまで事態は逼迫している。

 ここまでくれば、イスラエルの空爆は勿論、地上軍導入を止め、一度動員を解除する、その上でガザ地区を国際社会が支援する、この道しかないように思われます。

 ところで、中期的には「グローバル・サウス」の国々がみんな知っている「イスラエルによる核威嚇」、これ自体をなんとかしなければなりません。

 ブラジルと南アフリカは一度核兵器を保有しましたは、放棄しました。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。