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 かつてド・ゴールは英国のEC加盟をアングロ・サクソンの「トロイの木馬」として拒否、NATOからも脱退、結果本部はパリから今のブリュッセルに移動した。

 当然仏国内の米軍基地も撤去、NATO復帰後の現在も仏領内に米兵は一兵たりともいない。

 ドイツにはナチス時代国外でレジスタンスに従事したSPDのW.ブラントがいて、東方外交を展開、オーデル・ナイセ以東をポーランド領と認め、東側との関係を正常化した。

 ド・ゴール、ブラントと比べると、今の独仏首脳、全く器が違う。ま、勿論時代も違うが。

 ド・ゴールが唱えた「大西洋からウラルまで」の「大陸欧州」構想、米国の圧倒的覇権を牽制する、一つの「可能性」ではあった。

 ただ、それにはドイツの米軍撤去が必要であり、実現可能性はかなり低かったけれども。

 それでも、ド・ゴールはイスラエルが第三次中東戦争において、20世紀最後の「電撃戦 Blitz Krieg」で勝利すると、イスラエルへの軍事援助を撤回した。

 この6日間戦争、イスラエルに批判的だったH.アレントでさえ、ユダヤ人として狂喜乱舞したと伝えられる。

 第四次中東戦争の後、イスラエルは核を保有。エジプトとの戦争はまずは不可能になる。

 さて今回核兵器の使用が云々される事態にまで行くのだろうか?

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