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 マクロン、今回の事件で何を言うかと思っていたら、ドイツ首相との共同関係で「直接の証拠はないが、背景にイランのあると思われる」と米高官と同じことを言っている。
 勿論、ハマス対イスラエルでは軍事援助など発生する余地がないので、イランを持ち出して来た、というところだろう。
 しかし、これだけ重要な案件に関して「証拠もなし」に仏大統領がイランを名指しで攻撃することは愚かとしかいいようがない。

マクロンが憧れるド・ゴールは第三次中東戦争の後、イスラエルへの軍事援助を打ち切り、シリアやエジプトの関係を深めたが、マクロン、とても米国に対峙するフランスのプライドを示すこともなさそうだ。

エジプトの情報機関は「テロ」の10日前にモサドに「警告」を送ったのことだが、これは「確信犯」で無視された可能性が高い。

しかし、ハマスはスンニ派であってシーア派のイランと特に強いパイプはない。

 どうも困った時の悪役としてイランが呼び出されている気もするが、今度の事件では、中東・イランの民衆はほぼ「パレスチィナの大義」の側に就くだろう。

 このままだと元来「でっち上げ」だったハンチントン的「文明の衝突」、「予言の自己成就」になりかねない。

 イランとも国交のある日本政府はせめて仲裁にむけて呼びかけくらいはすべきだろう。

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