イーロン・マスクがドイツの極右政党を支持する投稿をXに出し、波紋を広げているらしい。
しかしドイツの極右政党(AfD)
の支持を公言するとは、これはもう「game over」ではないか?
AfDとは平たく言うと、ドイツの「維新」である。「反移民」を主張するが、歴史修正主義も伴っている。ドイツの「歴史修正主義」と言うと、これはもう欧州では空恐ろしい。とは言え、日本は極右が政権を居座っているので、人のことは言えないけれども。
イーロン・マスク、いよいよ南アフリカの白人人種主義者の地金を隠そうともしなくなった、というところか。
南アのアパルトヘイト、実はWWII以後に完成され、中心にはナチスシンパも数多くいた。
しかし、冷戦の文脈上、米国はこれを支え続け、日本企業も参入して法的に「名誉白人」のおこぼれを貰っていた。
アパルトヘイト体制に立ち向かったANC、国内での同盟者はユダヤ系(ノーベル文学賞のN.ゴーディマなど)。
また南アが支配したナミビア、内戦に介入したアンゴラ、モザンビークで黒人解放運動を支援したのはソ連・キューバ。
これは思想としての共産主義評価とは別に歴史的に記憶されるべき。
ブラジル、南アなどが「西側」に不信感を抱くのには理由があるのです。