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 東浩紀・茂木健一郎対談、どうも「ちら見せ」がいくつかあり、茂木さんの「芸」に感心してばかりもいられないようだ。

 茂木さんは安保法制の際、官邸前で忌野清志郎の歌を歌ったらしいのだが、それを日本の憲法学者たちに騙されたからだ、と仰っている。

 はて、と思って続きを読むと、日本国憲法はGHQに押し付けられたものだったと偉く古い懐メロを語っておられる。
 正確には、日本の共和制憲法案も含めた民間の憲法草案をSCAP/GHQ内の民政局のスタッフが参照・作成した。ここで「主権在民」や「あらゆる差別の廃止」、「両性の平等」などが明記された。

 東先生も茂木さんと同じく「おしつけ憲法論」に拠って自衛隊合憲を主張しておられる。
 ところで、このお二人、「両性の平等」、「差別の廃止」をどうお考えだろうか?ミゾジニー爆発の東先生などは内心、「両性の平等」も廃止を望んでいるのでは?との疑惑が湧く。「家制度」の項目まである。

 東先生は1992年に大江健三郎、加藤周一、鶴見俊輔などが発起人となった「9条の会」は91年の米国の「Article 9 society」から輸入されたのではないか、と妄想を膨らませている。

 それにしても、茂木、東両氏とも天皇制にはやたらと愛着を表明。ここまで行くと「極右」と変わりない。

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