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 今日は「敬老の日」ということで、毎度のことながら「超高齢化」が話題になっている。

 ところで、農業従事者の平均年齢は86%が65歳以上。

 このままでは2050年にはここから81%減り、農村はほぼ消滅する。

 主な農産物で言うと、ホウレンソウとサクサンボウ(2030年)は消滅、コメは6割、カボチャ4割、レタス4割、大根5割、それぞれ減、ということらしい。

 また日本経済が今から上向く、ということは考えにくく、当然円安もさらに進むから、海外への食糧依存も難しくなる。しかも、食料自給率は下がる一方である。

 現在すでに小麦価格の上昇とともに池田勇人の発言と逆に「貧乏人は米を食え」の時代になりつつある。しかし、その米が50年には6割減、というのは衝撃的である。

 カロリー的にはイモ類中心にすれば、国内生産でカロリーが賄えると農水省は試算しているらしいが、これはまさに対米戦争末期に戻る食生活になる。

 私は根菜類はわりに好きではあるが、こうした見通しを聞いて、「安心」という気はしない。

 「引きこもり」問題と加えて、「社会」の再生産の崩壊、行きつくところまでいくのだろうか?

 昔から「衣食足りて礼節を知る」と言う。
 食料難の見通しがあるのに軍事費43兆円を計上している場合だろうか?

街に住んでいる人には実感がわかないのかもしれませんが、農村部に住み農業従事者の知り合いが多かった私の感覚では二十年前にはすでに『近く第一次産業は消滅する』とおののいていました。

あ、漁業のほうは知りません。原発の毒垂れ流しで先がないとは思いますけれど。

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