「櫻井よしこの意見広告」
今日の新聞意見広告にでかでかと桜井よしこの写真入りで、「日本の魚を食べて中国に勝とう」とある。
国家基本問題研究所理事長の桜井よしこによれば、中国の全面禁輸は「科学的根拠の一切ないひどいいいがかり」だそうな。
「私たち日本人はこんな不条理には屈しません」と啖呵を切っている。
しかし、「不条理」とは漁業組合との約束を踏みにじり、メディアで「汚染水」と言う言葉を抹殺している日本政府ではないのか?
私個人は準ビーガンでもあり、動物性蛋白は魚・貝・卵からしか取れないので、平均より「貢献」していると思うけれども、「沢山食べて、栄養をつけ、明るい笑顔で中国に打ち勝つ」と宣言されると、食欲が落ちそうで心配である。
しかし、Z大学教授(予定)の東浩紀の主張、「魚を食べよう」以外は桜井よしこと「ほとんど同じ」だなー。ま、東はほんとは「怖い」から当面魚介類は食べないだろうけど。
しかし賛同人の中に東大名誉教授伊藤隆(政治史)と平川祐弘(比較文学)がいる。
平川・小堀・芳賀徹の東大駒場の「ど右翼」の三人組、日本文化会議、サントリー、日文研系列であり、中沢事件の際には、西部・蓮実と同盟と結んだ。
要するに日本のポストモダニズム、最初から「その程度」だったのである。