ところで、スパルタカス東大教授は西武池袋店のストは堤清二が「労組をつくらせたお陰」などと、またまた傲慢極まりない「支配者」視点で語っている。ついでに、80年代のパルコ文化を懐かしんでいるのから、「語るに落ちた」とはこのことである。
ちなみに堤清二は1927年生、不破哲三の兄、上田耕一郎と同年であり、東大在学中は、氏家斉一郎(日テレ会長)、網野善彦(1928生)などともに共産党東大細胞に所属。
その後、いわゆる「コミンフォルム」批判後の所感派・国際派の内部抗争の中で、脱党。
尚、氏家の盟友読売の渡部恒雄(1926生)も当時の共産党細胞のリーダーである。
堤清二はたしかに個人的には「リベラル」であり、企業への「環境規制」に罰則・罰金を設けるべきと主張した人でもある。
勿論実際は、そうはならず、それどころか原子力は「環境にやさしい」というプロパガンダへと向かかって行った。
スパルタカス東大教授に戻ると、自称「極左」でありながら、肝心な時には「自分も大衆に過ぎない」と言い出し、原発汚染水を批判することもせず、頻りにペドフィリアを擁護しながら、支配階級の「傲慢さ」へと立ち戻っていく。
「大学人」を批判するかと思えば東大関係者限定の大江健三郎祭りにはいそいそと出かけているのである。