「原子力は日本の特殊性を考えると絶対にいる」か?
今日の日経で十倉経団連会長は「原発は絶対に必要」と断言しているが、私には全くそう思えない。
「日本の特殊性」を言うなら、いつどこででも「地震」が発生し得る日本列島で「リスク無限大」の原発自体、元来回避されるべきではないのか?
また十倉会長は「核のゴミをほとんど出さない核融合発電」推進を「強く言っている」と啖呵を切っておられる。
しかし、この「核融合発電」噺、私は何度も批判しているが、1970年代半ばから夢見られているが、50年経っても、全く見通しはない。ノーベル物理学受賞者の小柴教授などは「関係者の夢」と述べておられたようだ。
ちなみに土曜日の日経の「直言」コーナー、先日は維新の吉村に吠えさせていた。
今日の見出しは「増税議論、逃げるな」である。確かに累進課税強化や法人増税なしには現在の財政危機は突破できない。しかし、ここで議論されているのは消費税増税だけである。
ちなみに保険証廃止を「納期守れ」、「定年45歳」のサントリー社新浪剛志は三菱系、十倉経団連会長は住友系である。
こうなると、やはり三菱、住友が日本の財界の中核にあり、政界・官界に「指示」を出しているのでは、と少なくとも「邪推」はするが人情である。