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 東浩紀が「訂正」する力とは「歴史」を「語り直す力」だと述べている。

 彼によると、かつて日本にもそのような試みがあったのだが、それは「ネトウヨ」と括られて挫折したのだそうだ。

 してみれば、東の「訂正」主義とは「つくる会」をはじめとする「歴史修正主義」ということになる。

 実際、東は「デリダによれば、南京事件はあったともなかったとも言えない」と主張していた。

 また植民地責任に応答する必要性を語る高橋哲哉さんを「慰安婦問題にかこつけないとデリダが語れない」と誹謗中傷していたのも、ほぼ同時期である。

 さらに「表現の不自由展」でトラブル発生と見るやたちまち逃亡。「天皇制は日本文化にとって不可欠」(その双方について東は何も知らないのだが)と言い出し、梅原猛や加藤典洋を礼賛するに至った。

 同時にSNSでは「反PC」、「ミソジニー」を爆発させ続け、昨年の選挙後の夏野剛主宰のネット番組では、統一教会を擁護する立場から福島みずほさんを罵倒し続けた。

 付け加えれば「原発汚染水」放出を批判する側を「加害者」として法的恫喝する「言論封殺」を提言する開沼博と「往復書簡」。

 東は「歴史の語り直し」がグローバル・スタンダートと言うが、それはイーロン・マスク他の「ネトウヨ」スタンダードではないか?

 

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