「フォークロアからサブカルチャーへ」下
さらに問題は、デリダの名を騙った東浩紀がこうしたサブ・カルチャーの「ミソジニー」・「マジョリティ」擁護を完全に共有しながら、天皇制を擁護し、そして現在では「投票棄権」を・・・自民党の側面援助として・・・呼びかけるまでに至っていることに象徴されるように、「思想」・「批評」、そして「文化産業」の世界全体において、もはや批判的な態度が消え失せていることであるように思われます。
このような「思想」、そして「社会学」(とくに東大理論系)(本来、人文系と社会科学系の接点になる筈。海外では通常「左派」のジャンル)における「批判精神」の欠如についてはまた改めて、ということで。