自民・二階氏「国家の威信にかけて成功させる」大阪・関西万博
いやはや、麻生の中国相手の「戦争の覚悟」の次は、二階の「国家の威信」にかけて「大阪万博の成功」とは・・・もう「国家と維新」になりかけているのでは?
共に財政的に見れば、一般市民から徴収した税を軍事費・万博につぎ込むことを意味する。
軍事費では軍需産業、万博ではゼネコンが受益者となる。
他方、上野の科学博物館は予算が足りず「クラウド・ファウンディング」。こっちの方が「国家の威信」に関わるのではないのか?
そもそも日本政府や御用マスコミは「科学技術立国」を口先では言い続けているが、国立大学法人法化以降、予算は減り続け、国際比較で見た場合の論文数は日本のみ「つるべ落とし」。
政官財のパワーエリートは「科学」と「技術」のことを何も知らず、「ポンチ絵」だけで気勢を上げているのでは、と疑惑が湧く。
科博に戻ると、今回クラウドでなんとかなったのはいいとして、「これ幸い」として地方の博物館も「クラウド」でやれ、という話になるのが懸念される。
ただでさえ、上野の科博と地方の博物館では、予算と展示に雲泥の差がある。
つまり地方の子供にとっては科学に触れる機会がただでさえ少ない。教育格差のさらなる拡大が懸念される所以である。