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「フェルミのパラドックス」と「ドレイク方程式」

 前者は、ノーベル物理学受賞者、マンハッタン計画の中心人物の一人(ただし水爆開発には反対)であった、E.フェルミが1950年に発したとされる「問い」のこと。

 銀河系だけでも、2千億から4千億の恒星が存在し、確率的には「知的に進化した文明」は地球以外にも「存在する」と推定されるにも関わらず、その「痕跡」が全く存在しない(人工的な電磁波など含め)ことを「問う」。

 ドレイク方程式とは、電波天文学者のA.ドレイクが、フェルミの「問い」に次のように応えたもの。

 宇宙が無言であるのは、われわれと同じ行程を辿る機会のあった文明のすべてが、崩壊してしまったからである。

 これを数学的に表現したものを「ドレイクの方程式」という。

 この方程式によれば、知的文明の持続する平均期間は1万年。

 さて、われわれの「ヒト」が定住をはじめてから、約1万2千年程。

 地球沸騰化、全面核戦争など「文明」が終焉する可能性はすでに垣間見えている。

 グローバル・エリートたちもそこは心得て「グレート・リセット」などと「大ショックドクトリン」は用意してある。

 しかし「資本主義の終焉」なくしては、アポカリプス的未来の回避は難しいように思われます。
 
 
 

補足しておくと、「ドレイクの方程式」はあくまで確率論的な推定です。

 であるから、現在の「ヒト」の文明は「危機」の乗り越えて、持続していく可能性、「希望」は勿論あります。

 ただし、もし現在の「危機」を乗り越えられるとしたら、それは宇宙史上「初」になるかもしれない、というのが「ドレイクの方程式」の意味する所です。

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