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 「新著のお知らせ」

 3週間ほど前『世界』編集長の熊谷伸一郎さんが、右傾化した坂本社長の「嫌がらせ」に対し、敢然と岩波退社の道を選び、自ら新出版社を立ち上げる予定であることを投稿しました。

 石原俊さんなどは、右翼の坂本社長による、強制的な熊谷「更迭」を喜ぶ投稿を繰り返しているが、言語道断。

 私は、熊谷さんとの「連帯」表明として、来年度新出版社から出す「叢書」シリーズに参加することを決断しました。

 テーマは前著『ファシズムと冷戦のはざまで』(東大出版会)の延長線上に、20世紀の「世界史」の文脈に戦後思想を位置づけること。

 これは「ファシズム」への抵抗という視点と「グローバル冷戦」への抵抗、二つの「抵抗」の交差として「戦後思想」を分析することを意味します。

 この場合、東アジア冷戦だけではなく、ブラジル、インドネシア、中東などのグローバル冷戦が背景に浮かび上がることになります。

 この地図を手掛かりに、後に「戦後思想」・「戦後文学」と呼ばれるようになった言説の分析。

 また「戦後民主主義」という概念が1960年代半ばに定着したのは何故か?

 新旧の共産主義の対決の構造、そして21世紀にむけて、「戦後思想」・「戦後文学」をどのように再定位するのか?などなどを展開する予定です。

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