「抵抗する」という動詞は常に現在=現在形と結びつかなければならない」、この言葉、まさに今の日本と世界の状況に最も必要とされていると思われます。

 勿論、21世紀の「ファシズム」は20世紀のそれとは異なる形態でもあり、またそれに応じて「抵抗 レジスタンス」のスタイルも、多様な形をとることになるでしょう。

 現在の所、オルタナティヴな言論・言説の果たす役割はまだ大きいと言えます。

 いずれ近いうちに、オルタナティヴ言説の試みが立ち上げられることとなると思います。

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 リュシー・オブラックの言葉、仏語だと、次のようになります。

 Le Verbe résister doit toujours se conjuguer au present.

主語は「抵抗するという動詞」

 se conjuguer は「活用する」

 au présent に続き、「現在形に活用する」と訳せます。

 同時にse conjuguer  au présent  は「現在に結びつく」とも訳せます。

 従って、全体としては、「抵抗」は単なる過去の記憶に留まることではではなく、現在の「名誉、平和、人権」のための「戦い combat 」へと繋がらねばならない、という意味になる。

 このような言葉遊び、典型的に仏語的。これが政治文言にも常に応用されるあたりもフランス的と言えるでしょう。

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