東浩紀、「七つの大罪」

さて、私は東の悪行を逐一追っているわけではないのですが、仄聞せざるを得ないものでも、

1)原発事故に際して、事故に遭った福島第一原発後を「テーマパーク」にするという馬鹿げた提言。ーこれ、まずは自分が「瓦礫撤去しろよ」ー皆様ご存じの通り、福島原発事故は収束していないままGX(原発全面回帰法案)が今国会可決。

2)野党共闘に関して、執拗に「共産」排除を主張。連合ー立憲右派を側面援助。

3)「表現の不自由展」を契機に明確に右派に「転向」。梅原猛、加藤典洋を讃えるに至った。(これだと西部を讃える中島岳志とデリダから出発した東どう違う?)

ちなみに私の同世代には西部邁ファンが東京には多く、これは解せない。

4)安倍自民に擦り寄るに至った東は「投票棄権プロジェクト」を立ち上げ。これは事実上安倍自民の側面援助。選挙後批判されると、「自分は投票に行った」とし「棄権」を訴えるTWを削除。この「鉄面皮」振りも東ならでは。

5)昨年4月の衆院選後の夏野剛司会の選挙特番で統一教会と自民党の関係を示唆した福島瑞穂さんを、オフラインにした後、三浦瑠麗、石戸諭などとともに醜く「罵倒」。

6)浅田直系とも言える「ミソジニー」を爆発させつつ、「反PC」のネトウヨの事実上のボスとなる。

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 この「ミソジニー」爆発、ライトノベル、SFなどサブカルチャーに広く潜在していたものが近年一気に前景化してきた、と言えるでしょう。

 7「反PC」時流的に厳しいとみるや「誰でも間違う」が故に「訂正」の哲学などと寝言を発信しはじめた。

 仮に東がこの世代の人文・思想系を「代表」するとしたら、日本の人文・思想業界は「終わった方がいい」。東をロールモデルにした方々も「人文学の未来」などと「眠たい」ことを言っている場合ではない。すべては、東との関係を自己清算してからでしょう。

また東は当然変異のように出現したわけではありません。浅田彰と宮台真司という二人の「兄」あってこその存在。特に浅田は東のプロデュースにあたっては特別の役割を果し、「ゲンロン」の広告にも協力。故に坂本龍一が「ゲンロン」の事務所で東と共にいる写真が残ってしまった。

しかし「真底」オタクの東、改憲賛成以外、特に国際政治や経済についても意見なし(これで自称「思想家」だから呆れる)。

今や御用芸人としては細谷雄一や池内恵、成田悠輔、古市、落合からも2ランク落ち、成田の弟とともに「痴の猛者」と分類されるに至った。

これは東のファン層=首都圏高学歴男性+文化産業にとっても由々しき事態です。

人文・思想このまま泥船に乗って沈むのか、それとも?

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