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 著者の酒井隆史さんからご恵贈いただきました。ありがとうございます。

「賢人と奴隷とバカ」、なかなかに挑発的なタイトル。

 ただ、中身を読むと、「賢人」=左右の対立を「ない」とする中道学者。事実上サントリー・笹川・上廣財団の提灯学者。

 「奴隷」=「賢人」たちの文化ヘゲモニーの下、破滅へと自らひた走るレミングの群れ。

 「バカ」は頑固なまでに、「賢人」という指揮者の振る狂騒曲に加わらないリア王のような狂人。

 いつもながら刺激的な問題提起。レイシズムを考える上ではサルトルの『ユダヤ人』を再読すべし、と序文で長く引用している。

 これは別に私へのエールではない。実際サルトルの『ユダヤ人』にはレイシストの心理が類のない鋭利さで分析されている。

 

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