日本の全国紙、とにかくまず広告がやたらと多い。
勿論、日本の新聞社の経営は、基本広告費でなりたっているから、これはある意味「当然」。
しかし、この構造によって、広告主(大企業)、広告業界の構造的批判、全国紙ではまず無理。
また昔(30年前)は取材する記者と出る記事の間に「大きな差」がある、と言われていた。これは上司(デスク)が「不都合な真実」をカットするため。
しかし、現在は若手の記者で「書きたくても書けない」という人は、いたとしてもごく少数だろう。
元来、日本のマスコミは記者の組織への統合が強固すぎ。これは米国のジャーナリズムと比較しても顕著な差と従来言われてきたが、もはや組織内の「一匹狼」が生存できる余地はほとんどない。
また近年の部数の急減に対応するためとして、写真入りのスポーツ、芸能、そして芸能人インタビューがやたらと多いが、これならわざわざ高い購読料払わなくても、ネットにいくらでもある。
むしろ「カネ」を出しても読む価値のある「信用できる」記事を紙媒体ならではの、「かたち」にしなければ部数減はとまらない。
あと日経以外の全国紙、そもそも「政治・経済」の記事がない。
日経は完全に支配層の立場からストレートに政治・経済の記事を出してくるので、一応「読む」価値あるが。