ちなみにルーマニアとポーランドは1980年代にはすでに西側の国際金融市場に統合されていた。70年代にあふれ出た「石油マネー」を巨大な借款として両国は受け取った(ドル建て)が、80年代レーガンが「強いドル」(貿易収支の赤字を埋めるため)政策を採用したため、金利が高騰。
この際、それまで「開発最優良国」だったメキシコは突如破産に追い込まれた。ルーマニア、ポーランド両国は律義にも高騰した金利分も返済し続けるため、国内の社会保障を削減、結果国民の不満は一挙に高まり、数年で打倒された。
さて、米国はNSC(国家安全保障会議)において覇権国家米国の世界戦略を決定します。実質構成メンバーは、正副大統領、国務長官、国防長官、財務長官、それにCIA長官です。如何にCIAが米国の政策決定に大きな役割を示しているかわかります(副大統領は実質的な権限はない。むしろ大統領補佐官に大きな権限)。
ところでCIA、1950代から60年代初頭には自民党や民社党に資金を提供していた。特に民社党が社会党から離脱する際にはCIAが強く関与。
民社党・同盟、当初から改憲・日米安保強化の立場。チリのクーデタ―の際には視察した党代表が「天の声」として絶賛。
現在「連合」、基本は同盟系のヘゲモニー。軍事費倍層で賃金上げはすべて同盟系。