中曽根康弘平和研究所とは?
サントリー財団、笹川財団より知名度は低いかも、ですが、その名もずばり「中曽根康弘」財団・平和研究所」という組織があります。
現在の研究本部長(なんだ、それ)は、サントリー財団とも深い関りがある中国近現代史の川島真。
理事には、元経団連会長の今井敬、毎度の北岡伸一などが名を連ねています。
1988年の創設以来、中曽根康弘賞という若干気味が悪い賞が「研究者」を選抜して与えられている。
例えば「万難を排して中東での米国の蛮行を擁護する」池内恵(サントリー学芸賞)、小泉悠(サントリー学芸賞)、それに慶応SFCの中山俊宏をはじめ、ジョージタウン関係者がズラリ。
中曽根が死去してからは、受賞記念には麻生太郎がお話、受賞者ととも写真に納まっている。
三浦雅士のような「チンピラ」転向組は排除され、財界有力者と対中包囲網についてのコアな「談話会」となっている印象。
ASEANの研究者であると同時に「原発擁護」派として悪名を馳せた大庭三枝も選考委員。
三浦雅士などはこのサークルに入れ貰いたい一心で「今、何が問題か」と問われれば直ちに「中国」と答える」などと媚びを打っているのだろう。
それにしても、四半世紀かけて、よくこれだけのネットワークを構築した、と感心はする。