BT「サッコ・ヴァンセッティ」事件
イタリア系移民でアナーキストであったサッコ・ヴァンゼッティに対する「冤罪」事件。両名は死刑に処せられますが、行政側は後に冤罪であることを認めました。
この当時、ニューヨークにはイタリア系移民が多く、その中ではアナーキストの労働者たちもいた。
二人も「アナーキスト」であることから米国での徴兵を拒否している。
映画「死刑台のメロディ」、もちろんお勧めです。音楽のエンニオ・モリコーネ、当時のマカロニ・ウェスタンの多くの映画音楽を担当、この映画でも音楽はかなり生きています。
他方、ニューヨークのイタリア移民を背景にした「マフィア」ものが「ゴッド・ファーザー」です。
ただし、アナーキストを中心とした社会主義者はトリノ、ミラノなど北イタリア出身者が多く、マフィアはシチリア出身者が多かったのは事実です。
WWIIの連合軍のシチリア侵攻に協力したラッキー・ルチアーノはその典型。ルチアーノは「ゴッドファーザー」のヴィトー・コルレオーネのモデルとされています。