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「ナヌムの家」フランス上映

ですので、両方のハビトゥスを区別する必要があると感じます。

今日は人文系に話を絞ります。またその方が趣味判断と結びついた「美学的」冷笑主義という態度には綺麗に収まります。

個人名は伏せますが、直接の見聞ですので、大学名が出さざるを得ません。

私は日本思想史以外に20世紀フランス思想を専門としており、また留学・滞在期間もフランスが最も長いので、自ずから同世代のフランス留学組がサンプルとなります。

また大学は東大と京大(首都圏以外の例外、特に洛星出身)

さて、冷戦終結以降、1990年代前半から「慰安婦問題」が急速に日韓で前景化してきたことはみなさんもご存じだと思います。

たぶん、1995年製作の「ナヌムの家」という映画をご覧になった方もおられるのではないでしょうか?

この映画が製作された直後から在仏の私の友人たちがフランスで上映会運動に取り組みました。

かなり大変な作業だったのですが、ようやくパリの大学都市の日本館でも上映することができました。

大学都市、というのはフランスへの世界各地からの留学生を受け入れる場所で、メキシコ館(ル・コルビジェ設計)、デンマーク館、イギリス館、カナダ館、スウェーデン館などなどと並んで日本館がある。

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