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「何故、学生さんの英語読解力は低下しているのか?」

近年、「グローバル人材育成」とやらの名目で、初歩の「英会話」をむやみやたらにありがたがる傾向を、政府・文科省も助長している。

しかし、中学・高校で英会話、ないしは母語日本人による英語授業を増やせば、それだけ文法・構文を習得できる時間は減る。時間は有限だから。

結果はどうか?

まず、はっきりしていることは、大学生の「読む」力が激減傾向にあること。

「ニューヨーク・タイムス」や「ガーディアン」レベルのコラムでも、文章の構造把握をスキップして、「勘」で訳そうとするので、常識では「あり得ない」答えが出てくる。

そもそも、中学から大学2年まで8年間英語を学習して、「ガーディアン」を辞書を使って「読めない」のでは、英語教育としては失敗。

かといって、いわゆる「英会話」ができるようになっているか、と言えば、そうではない。

これは深刻な問題。

根本はまず日本語を「読む」力を上げること。

科学エッセイや政治社会などを論じたものは、その内容に関心があり、構文が取れれば自然に分かる。

ベネッセの利権絡みで「スピーキング・テスト」などを税金でやっている場合ではないだろう、と思う。

むしろ基礎文法→新聞などの実用文法の読み方

と進む方が良いということでしょうか。

俺はある程度学校文法はできていて語彙不足の段階なのですが、新聞やWEBメディアなどの読み方を学校で教えてほしかったと思っています。
(ニュース英語の本で読み方を補完試みています)

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