日本文明フォーラムと乃木神社
これは、教授職のコストを三菱グループが寄付している、ということ。
何のことはない、近代日本の植民地責任・侵略行為に深く関与した三菱グループが雇って「従軍慰安婦」否定論を拡散させている構図。
この「日本文明フォーラム」、2022年には「新しい歴史教科書の会」の創立メンバーの「坂本多加雄」記念シンポジウムを、刈部直基調講演、河野有里司会で開催している。
他に参加者は北岡伸一など。
この日本文明フォーラム、極右から右派、例えばサントリー学芸賞グループを広く包摂している。ラムズイヤーもサントリー学芸賞受賞者。
これは、日本の「学界」の多くがグラムシー的に言えば右派に「ヘゲモニー」を掌握されている、ということ。
実際、サントリー財団は1980年代の山崎正和の時代から「粘り強く」塹壕戦を展開して来た。(しかし、佐伯啓思は当然として、斎藤幸平さん、何故メンバーに入っている?)
「日本文明フォーラム」とサントリー学芸賞との関係に見られるように、日本の学界の退廃と倒錯は深刻。(ま、「まともな研究」も時々も受賞はしているけれども)
特に悲惨なのは刈部直、河野有由に代表される日本政治思想史。
特に刈部直はかつては丸山眞男が教えていた講座。
河野有里(誤)
河野有由(誤)
河野有理(正)