昨日も原爆ドーム前のスタンディングに参加しました。
昨日はハチドリ舎にドキュメンタリー映画を見に行く予定だったので、10分だけジョインしました。
岡崎さんが、昨日の車椅子ユーザーのかたについてお話しくださいました。とても印象的だったのは、核兵器禁止条約の締約国会議を広島で行いたい、と車椅子ユーザーのかたが考えているという話で、それはむちゃくちゃ良いなと思いました。この活動を気に入ってくださっているとのことなので、次にお会いできたらそのお話をうかがってみたいです。
その後、ハチドリ舎にて『医学生 ガザへ行く』を見ました。BSで何度か見ていたんですが、ノーカットバージョンを見るのは初めてで、というか、すごくカットされていたんだなと昨日初めて知りました。
最初のイタリアの友人たちとの場面や、風景のシーン、ハマス幹部の写真を見るところなど、かなり細かくカットされていたんですが、衝撃的だったのはレントゲンでバラバラになった弾丸のかけらを見つめるシーン。なぜ弾丸がバラバラになったのかを「弾丸が爆発したからだ」と医師が説明するんですが、そこがBS版ではカットされていたんです。
それ、めっちゃ大事なところなのでは、と思いました。
ぼくはBS版を見て、「なぜ弾丸がバラバラになるのだろう」という疑問を

あえていだかせる演出なのかと思っていました。で、最後の最後にちらっとガザに留学したリッカルドが炸裂弾についての論文を書いた、という字幕が流れるんです。なるほど「なぜ弾丸がバラバラになるのか」の答えをさりげなく提示する、すごく考えさせる作り方だな、と思っていたので、あれですね、
本当はわかりやすかったんじゃん、と思いました。まあでも、わかりにくくなっていたおかげで、ガザは新兵器の実験場なんだ、という話をきちんと理解できたんてすが。「帰還の行進」参加者が炸裂弾で撃たれたんですが、「帰還の行進」ってデモなわけで、それをライフルで撃つだけでも非人道的なのに、さらにその弾丸が普通は使われないような爆発する弾丸だというこは、あまりにも非道すぎる。本当にパレスチナの人々を人間ではなくモルモットとして扱っているのがよくわかる。炸裂弾だと手足を切断するしかないんですよ。殺害したら国際的に非難されるから、手足を狙う、しかも最大限にダメージを与える方法を選ぶ、というのがイスラエルのやり方であり、それは同時に、世界の兵器開発が求めるデータでもあるわけで。

リッカルドが外国人は退去を勧められ、一旦は外に出るんですが、再びガザに戻ります。そのときの彼の言葉が印象的です。

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「自分について深く知る機会は、人生において、そう何度もあるものではない」
ガザに戻るか戻らないかの葛藤の末に、リッカルドは自分自身について深く知ることになった、というのは、ものすごく示唆に富む言葉だなと思います。
人が自らの経験から発する、真実の言葉だなと思います。そういう声は、なかなか聞けるもんじゃない。とても貴重な、大切な声だと思いますね。

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