で、昨日の安藤さんの話になって、ハマスのトンネルを信じていたひとは、南京虐殺だけではなく、徴用工や慰安婦も捏造だと言っていたらしい。めちゃくちゃだねえと言うと、そうなんです、なんでそんなことになっているのかなと思って話を聞いていました、と安藤さん。面白かったのが、そういう人もずーっとしゃべっていたので最後のほうではお互いに疲れてきて、相手が「あなたも私も虐殺はいけないということでは同じよね」と歩み寄りをみせたそうです。立って話していたから疲れたんでしょうね、戦争の終わりって感じがしました、とものすごく飄々とした感じで安藤さんが話してて、ぼくは心の底から尊敬しましたね、安藤さんのことを。
ぼくには絶対にできないようなことをして、絶対に立てないようなところに立っている。ぼくは自分にできないことをやってのける人に、簡単に感動してしまうし、すごいなあと思ってしまうんですよね。で、そういう自分とはまったく違う、でも尊敬できる人が同じコミュニティにいるのは控えめにいって、多様性という意味でも本当に素晴らしいことで、とにかく安藤さんすげえと思いました。
あとはナイン・イレブンの後からずっと復讐に反対して歌と音楽で抵抗している人たちが水曜日には来るんですが、その人たちと話したりもしました。レインスティックという楽器を持たせていただいたんですが、本当に雨の音みたいな音がして、すごかった。サボテンの棘が入っていて、それで棒を傾けても中身がすぐには落ちず、ゆっくり音を立てながら落ちるのだそうです。すげえ。
ということで、十五分経ったんですが、最後にひとつだけ。レベッカさんとマラカイさんが二人でコールしながら歩いていたら、警察官に止められ、注意されたそうです。他の人たちは止められなかったのに。それってレイシャルプロファイリングじゃねえの、と思いました。その警官に対して、強く抗議します。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221007/k10013847801000.html