原爆ドーム前のスタンディングに行ってきました。
今日は中国人の観光客のかたが近づいてくださったので、チラシを渡したら「ハマスは悪いと思う。ガザはかわいそうだけど」といきなり言われ、どう答えたものかなと思っていたら、大学の教授が近づいて話していたので、傾聴していました。
すると、当たり前ですがきちんと事実は事実として反論し、日本の過去とからめる形で植民地主義を否定し、なぜ植民地主義を否定するならハマスの抵抗をテロと呼ぶのかと理詰めで話していました。すると「友だちが待っているから、これで」と中国人の観光客は話を打ち切り、帰っていきました。
その後、その教授がパレスチナについて話してくださり、とても興味深かったです。壁で閉鎖して十七年経ったため、ハマスの攻撃に対する報道は、悪魔化している。ハマスの表象が人間ではないものになっている。ゴキブリのような描き方をしていたものもあるとのことで、直球のヘイトスピーチだなと。
日本の報道でも「イスラム原理主義のハマス」とか「パレスチナ自治区」っておかしいですよねと質問すると、自治区に関してはあることはあるという。数パーセントの地区で、そこには高層ビルが建っていて、ものすごい格差も存在するという話でした。他のかたから、その教授は三十年パレスチナ関係の研究をなさっていて、現地に知り合いも多いのだと聞きました。そういう人は、やはり色んな心労がある中で立っているわけで、そういうかたからお話を聞けたのはとても良かった。
あと、小学生くらいのお子さんが自分からプラカードを見に来て、熱心に話を聞いていたのは、なんというか、心が明るくなるような光景でした。
それから、今日は「イマジン」の替え歌で、ガザの平和を祈るという即興があって、あれは素晴らしかったな。歌があるとやっぱり良いなあと思いましたねー。
#StopGazaGenocide
