COTEN RADIOの『#290 老人が老人になる日』今回も面白かった。
1回聞いただけなので概要になるけどこんな感じ。
「安定した時代には老人の知識や経験が重宝され敬われるが、激動期にはむしろ邪魔とされる」
「欧州ではペストで若者が多数亡くなり高齢化が社会問題になった時代があった」
ローマ時代にも高齢者が増えて既得権益にしがみつく老人達を揶揄する文章などが残っているとか。
昔から欧州の老人をコケにするようなユーモアが苦手で、それは私の中の儒教的な物の見方から来てるんだろうとは思っていたけど。
でもコケにしたくもなるような時代があったってことなんだね。
あとは
「年金など社会システム上、年齢で区切られるが実際は生物学的にどこから老人かというのは個体差が大き過ぎる。
定義がそもそも雑過ぎる。
そしてそれは性別の定義にも同じことが言える」
辺りも、親とか、これから兄弟や自分がなっていく「老人」というものについて、色んな角度から考えたいと思わされた。
ボーヴォワール『老い』も読んでなかったので読もう。
次回の配信も楽しみ。