とにっっかく舞台上が美しい回でしたね………舞台の綺麗さでは文句なしの過去一だと思う 宝剣もカエルも、それぞれのお話の雰囲気にぴったりな装飾でしたし、装置系が紫系の色味で統一されてたのがよく効いてるな……と思いましたね…

もうたくさんの方がおっしゃってるけど、コリンがめーーーちゃくちゃ最高でした……あんなにロマンチックに、優しく、クローロスが大切で、大好きで、また会いたくて……ってことを歌ってくれるの、夢のように素敵で………大好き………

で、そのコリンの歌に白柏レノックスの声が重なるカエル序章がカエルとしてはまずとても最高で………

カエルはね、白柏さんレノと和合さんフィガロのあの喧嘩がほんとに見たくてたまらなかったので見られてよかったです…………見事なBGMなしお芝居……もう悔いはない……後半(雨水のくだり)がお歌になるのは意外だったけれど、後の庭園でのお話との繋がりを感じさせる意図があったのかな？綺麗な旋律だったねぇ…

和合フィガロの無音BGMお芝居はもうワンシーンありますからね…双子との衝突シーン………贅沢………

というかレノックスとフィガロのシーン、喧嘩のとこがいいのは想像通りだったんですけど、仲直りのシーンが思っていた以上にめっっちゃくちゃ…ほんっとに良くて…………そんな……良すぎる……………泣いてしまう………(ほんとに泣いてた)

宝剣エチュード見ながら、差別的なデマを流すことの何が悪いって、もちろんデマを流すことそれ自体、それからそのデマが差別的な内容であること自体が良くないってのがまず事実としてあるんだけど、更に、そのデマを修正するアンペイドワークが当事者にほぼ強制的に課されることになる点もあるよなぁ…(それで不利益を被るのは当事者なので…)って考えてた

宝剣、表象の話としては、差別を受ける当事者の、それも子供がこんな状況の中でそんな姿勢取るのをここまで肯定的に描かずとも…の話はあると思うんだけど、対話をしたい、分かりあいたい、私たちはそうすることが出来るはずだ、というアーサーの信念やそれに基づく姿勢はとても素敵だと思うし、それが報われることがあってほしいと願わずにはいられないから………(これは原作ステ共に)

というか今回、新谷リケのお芝居がとっっても素敵でしたね、宝剣…… あと岩城カインと坪倉ネロもよかった………

そう、宝剣のネロ、盗みを提案するとこがまじでチンピラな上に、ある場面の手の動きがブラッドリーすぎて笑いそうになった ｢絡み合う因縁｣の｢お前は言ってた｣を歌ってるとこのブラッドリー…(ピンポイント)(まじでそれだったんだって…)前にも言った気するけど、ステの元相棒って双方原作より100歳くらい若く見えるのがおもろいんだよな…

そう、カエルラストのさ…レノックスが魔道具のスイッチを切って庭園を終わらせるところ、あのライトがレノさんを囲って、レノは優しく受け止めるように紐を引いていたのが、ステひまわりのラストの呪いを浄化するファウストの構図の再演に見えてすごく良かったです…… それぞれ出会った時期や経緯は違えど、死した友人を送る二人………

そう、宝剣のエチュードで、カレトヴルッフが宙に浮かんでいるところでもひまわりを思い出してしまって……数ヶ月前には絞首刑の縄が浮かんでいたところに、建国の英雄アレクが使った聖剣カレトヴルッフが浮かんでいる……

まほステは、一番最初の1章が賢者とアーサー、そしてファウストの｢一筋の光｣で始まってるからさ……宝剣ラストはまほステとして印象深いシーンでもありましたね……あの物語が始まりにあって、そして今ここで描かれるものがあって…という…

内藤さんのヒース、そこまで注視していたわけではないのだけれど、EDで目の前にいらしたときに、軽やかに楽しげに踊ってらしたのが印象に残ってる

私は宝剣のオズとファウストの｢アーサーを頼む｣｢考えておく｣が好きなんですけど、ステのお二人の色がでててよかったな……特にファウスト