「交差するパレスチナ」ようやく読めている 2023年3月末に出版された本 まず第一章、黒人とパレスチナ人の連帯について「二人(エラカートとヒル)は、黒人とパレスチナ人の間での経験の類似性をシンボリックに祝福するだけでなく、批判的な互酬性や差異の承認、相互関与的な連帯への参加を通して連帯を鍛え直す重要性を強調したのだ」 これあらゆる連帯にとって重要な事だよな……https://www.shinkyo-pb.com/books/palestineattheintersection/
「現在、国際援助を通してパレスチナ社会で実体化されるグローバルな表象体系は、紛れもなくパレスチナ人女性にふりかかる交差的暴力の一つを成している。」という指摘も忘れずにおきたい 表象や言説に関心を持つ者として紹介されてた「彼女の『正しい』名前は何か」も読みたい
第2章はイスラエルによる占領下にあるパレスチナの人々の生について、すでに知っていたことも知らなかったことも合わせて「ロジスティクス」の観点から、それがいかに資本主義的略奪であり、経済的、軍事的、政治的、生政治的な支配であるのかということと、それに対するパレスチナの対抗ロジスティクスについて述べたもので、とても勉強になったと思う どこをどのように批判し、どうやって抵抗すべきかを考えなくてはならないとも
4章、ピンクウォッシングとホモナショナリズム、新自由主義の影響を受けた「新たな形のホモノーマティビティ」……「(ホモナショナリズムにおいて)国家にとって望ましいものとして称揚される『LGBT』は現行の異性愛規範的なヘゲモニーを脅かさない『例外』としてしか認められない。」
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「現在、国際援助を通してパレスチナ社会で実体化されるグローバルな表象体系は、紛れもなくパレスチナ人女性にふりかかる交差的暴力の一つを成している。」という指摘も忘れずにおきたい 表象や言説に関心を持つ者として
紹介されてた「彼女の『正しい』名前は何か」も読みたい