ジェフリー・バッチェン『時の宙づり』をパラパラやっていて「フォトエスクルトゥーラ」の図版を見た瞬間、「推し」のアクスタ、であり「追悼のキャビネット・カード」は浅い奥行に垂直水平にデコレーションが展開する「推し祭壇」に見える。と思ってしまった
>メキシコのフォトエスクルトゥーラ(=写真彫刻)。木彫りの胸像と写真の顔が組み合わされ、平面の写真に奇妙なリアリティを付与している。1920 年代から 80 年代初頭にかけてメキシコの職人たちの手で制作された。
(IZU PHOTO MUSEUMプレスリリースより)
https://www.buffet-museum.jp/wp-content/uploads/2023/12/cdbb8944c6c5e660da517aaa6157ff63.pdf
写真家マーティン・パーの2019年の展示「Only Human」で作成されたFotoesculturaが分かりやすい。顔のみが平面に焼き付けられた画像、それ以外の部分は素材の質感を備えて立体的。1辺を欠いて閉じないフレームは何だろう
https://www.doyouspeaklondon.com/martin-parr-national-portrait-gallery/
推しのアクキー、アクスタをDIYする狂おしい時が再び訪れた際はミクストメディアでより立体で触感に訴える方法で作るべきなのだろうか。というか柔らかい無数のぬい達がすでにその場を占めている。つい先日、私はSeria(セリア)ぬい活アイテム売り場「ヲタコレシリーズ」の前、現前の為の各種100円製品の充実に取り乱した…