展示テキスト“何世紀にもわたる人種的暴力と植民地主義に対し”、のナラティブに帝国主義が指摘される面を持つ社会改革運動としての民藝運動が取り込まれると私がパンクしましたダッシュ40分映像作品はあきらめて見た、しあすたー・げいつ展覚書き

展示の最初の方、19世紀に奴隷の陶工として生きたデヴィッド・ドレイク(David Drake)※の署名入り陶器(日本でぼんやり暮らしていて実物が見れるとは思ってなかったガン見)、リチャード・ハントの(公共)彫刻、ハモンドオルガンの演奏パフォーマンス、建築プロジェクトの資料展示、近代化と産業化の歴史を語る常滑のやきもの産業、作家の作陶の黒い形と表面、屋根ふきの技法で作られた大型作品の皮膜…。労働と生活のよろこび、搾取で成り立つ社会、公共的なもの、と展示の筋が通ってました。現在の融合点として置かれた「アフロ民藝」の映えるプレゼンテーションに頭がパーンして持ち時間で立ち直れなかったようです。

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※絵本『つぼつくりのデイヴ』で知った。文/レイバン・キャリック・ヒル、絵/ブライアン・コリアー、訳/さくまゆみこ、光村教育図書
参考:メトロポリタン美術館の展示
「Hear Me Now: The Black Potters of Old Edgefield, South Carolina」
metmuseum.org/exhibitions/edge

産業芸術と美術の関わりは、8月に見た「梅津庸一 クリスタルパレス」(国立国際美術館)での陶芸作品の羅列と信楽の地場産業レポートの第3~4章「新しいひび」「現代美術産業」、版画工房との協働作品を多く含む第5章「パビリオン、水晶宮」シンクロします(こちらも迷路実験に混乱した哀れなねずみのように2周で駆け抜けました…)

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