イロモノ枠で紹介されB本で売られていたりですが、素敵なんですよ。
体のほかの部位の健康に気をつかうのと同じくらい、アヌスの健康についても真剣に考え、大事に扱う責任を負うのは当然のことだ。これは性的指向の分析を主眼とする本書の目的からは逸れるが、アヌスの健康と安全なセックスのありかたを問うきっかけとして言及しておく。この問題に関心を寄せる性科学者や医療従事者や性生活セラピストに近い位置にいる、わたしのような文化批評家の意見にも耳を傾けるべきだろう。『アナル・アナリシス――お尻の穴から読む』p.20~21