人間を介して環境の熱と光を調整しようとする亀、5~6月は夜に本格的に寝る前についさっきまで直下に居て甲羅を温めていたランプとライトのスイッチを、視線と人間で言えば“発話する手前の饒舌な沈黙”で「切って欲しい」と期待を示してくる。視認を欠かさない亀に手元をひたと見られながらスイッチを押し込む人間であるのは妙な気分です
暗い廊下の明かりをつけてくれ。の要求には「夜目が効かない昼行性動物として私たちには共感が発生しているのでは」とやや浮かれた気分になりますが、亀はさっさとなすことを成すために(寝るために)歩き始めています
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