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感想ありがとうございます!
花さんはこのときの私としては「ハーフ」(作中での花さんの名乗りからこの語彙を選択しています)の人として描いています。確かにルカくんにとっては自分を助けてくれる人ではありますが、ルカくんもまたある種のマイノリティだと思っているので(家も助けてくれる人もなく過ごしてきた子でありおそらく教育の機会も奪われているでしょう)、花さんがマジカルマイノリティとなってしまうことに対しては複雑な気持ちがあります。
ですが、もちろん色々な見方があると思うので、そのように読めてしまう物語になっていたらと思うと申し訳なさでいっぱいです。
今後の物語で、これらの構造についてはまた分解しつつ再構築したいと思っているので、引き続きよろしくお願いいたします。

@yamauchinao 私の感想ポストへのご返答ありがとうございます。改めて、『よるべない花たちよ』 『ルカの中華街彷徨録』『門はひらく』全部読むことができて良かったです。花が「ハーフ」である(おそらく中華圏との)と知れて、私自身も華裔なためより物語が身近に感じました。
ルカもまた子どもであり、マイノリティであることは理解していますし、ルカが居場所を見つけられたことは「良かったね…!」と思いました。そして花とルカの間に互いへの尊重があるのが好きです。
私が「花が少々マジカルマイノリティっぽくもある」と書いた理由は、不遇な状況にある民族的マジョリティ(本作ではルカという男性)を、民族的マイノリティ(本作では花という女性)がケアするまたは人生の教訓を授けるという構図から、マジカルマイノリティの類型を少し感じてしまったからです。民族的マジョリティを助けるシーンのある民族的マイノリティのキャラ全てがそうだと言いたいわけではないですし、私が「中国人/中国系のキャラ」の描かれ方に対してかなり敏感になっている部分もあるかと思います。
山内先生の作品は前作の『クイーン雑貨店のおやつ』『魔女の村』そして同人誌だった『月経期』も読みました! 今後の作品も楽しみにしています。真摯なご返答ありがとうございました。

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