面白かったー 短いよみものばっかりなので気楽に読める
やはり白眉は作者お得意の「現実世界に微妙に魔法が交じる」世界観の巻末「ちびネコ姫トゥーランドット」なんだけど、個人的には「お日様に恋した乙女」がなかなかクイア的に読めて印象深かった どうにもならない、互いに好感を抱いていても決して生きる人生の交わらない二人のすれ違いが切ない
「やめてください! あなたの足はそのままが美しいのに!」「でも、私の望む形ではなかったの」とかもう……お日様との約束が身勝手な思い込みだった、変身は無用だった、みたいに読める一瞬が高リアルに”移行”すればきっと恋が叶うと思ってた片思いの話みたいでほんと切ない でも”変身後”結局は穏やかに豊かな時間を過ごせるようになっている描写なので……でも彼とのすれ違いはほんとなんか切ない どうしようもなさ……