『新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』(山口周) #よしざき読んだよ
優れたリーダーとはどのような存在なのかを説く。一言でまとめるなら「目的にこだわり、手段にこだわらず、行動し続ける存在」。また、優れたリーダーシップは優れたフォロワーシップを得ることで確立される。そのために必須なのが、being(姿勢)ではなく、doing(行動)。これによって、チームを目的のために動機付けし続ける。
私自身の仕事の面で言えば、私はリーダーのためにフォロワーシップを発揮しつつ、次のリーダーになるために行動で結果を示そうと思った。
小説執筆の面で言えば「目的(完成させ、応募し、受賞する)を忘れない」に集約されるだろう。書き上げることそれ自体は目的ではない。その先がある。目的の達成のために、自らを鼓舞し、協力者の方からサポートを得、通す。小説を書くのは(私はそう信じているのだが)世で思われているほどは孤独な営みではないし、多くのサポートを通して完成に至る。
自分が自分の目的に辿り着くためのリーダーになる、リーダーになるためのフォロワーになる、フォロワーになるためのサポーターを得る、サポーターを得るためにリーダーになる……。そのようなサイクルがあるのだろうと感じられた。