『小説集 Twitter終了』

Twitterは死に体で延命し、『小説集 Twitter終了』という商業で本が出たことで作者らはTwitterの外への可能性を感じさせている、というのは皮肉なシチュエーションなのかもしれない。そういうことを感じながら読みました。そして、何人かは実際にTwitterの外へ出ることに成功している。
私がTwitterでビッグリスペクトしていた何人かは表舞台に出ることに成功し、何人か失敗し、何人かはそういう「表舞台」を目指す価値観それ自体から離れた。
価値観が近くて味わい深かったのは、やはり今もつきあいのある青井タイル「オタクどもの聖霊降臨日」と根谷はやね「もう一人のあなたを作る方法」、それからTwitterってこうあってほしかったなと思わせる乙宮月子「近くて遠い二人の距離」。

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「オタクどもの聖霊降臨日」は、私が大学1回生のころに新歓に行ってみて何回か顔を出して、独特の死臭が怖くて入るのをやめた、漫研とボドゲ同好会を思い出させた。
「もう一人のあなたを作る方法」には、似たbotで遊んでいた(実際に友人のbotがあった)高校~大学を思い出す。なんか、ツイートの可能性って無限に感じられたんですよね。
「近くて遠い二人の距離」は、Twitterって、その人の別の顔を見させてくれたよなって。

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