『結局、仮説で決まる。』(柏木吉基)

仮説の立て方・深め方の how に関する一冊。仮説の出来の良さを決めるのは「網羅性」および「論理性」の二点。では、網羅性および論理性を高めるためには? まで踏み込む。
網羅性とは、言い換えるとアイデアをいかに「思いつき」から離陸させられるかということ。このためにはカテゴリーアプローチと呼ばれる手法が有効。ひとつのアイデアをきっかけとして、その上位概念・下位概念に広げる、その広げた概念をカテゴリー別に整える、整えた概念を反転させる(ある/なし、個人/組織、質/量等々)手法。いわゆるロジックツリーを充実させることで仮説を充実させる。
論理性とは、仮説(上記のロジックツリー)の妥当性をいかに高めるかということ。このためにはアイデア同士を「なぜ」で繋げていくことが重要。
ケーススタディも豊富で、読み物としても面白いか。
amzn.to/49hchYN

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仮説に関する本は何冊か読みましたが、仮説思考に関するコンセプトは『仮説思考』(内田和成)、仮説に関するハウは『結局、仮説で決まる。』(柏木吉基)、仮説の一使用例は『ファシリテーションの教科書』(吉田素文)で使い分けるとよいか。

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