フォロー

『All You Need Is Kill』(桜坂洋)読みました。

何度も読んだ小説ですが、改めて再読。筋はよくよく知っているだろうからまあいいや。
ループの出口はもちろん入り口まで書けたパターン。出口と入り口にロマンスを絡めて役が増えた感じ。私の先行文献調査によると、出口と入り口の接続を達成するのはけっこう難しいらしく、そこが評価された一因だと今ならわかる。
ループからの出口がループへの入り口と接続しているとやはりループそのものへの納得感が高まるものですね。出口さえしっかりしていればそれだけでループものとして成立すると確信を得ているから、自分の小説ではまず出口第一だけれど、余裕があったら入り口も出口に繋げてあげたい。
今回の再読では、アクション部分の切れ味の良さに気付けましたね。こまめな改行、短文、単語の繰り返し。これはそのままライブシーンを書く参考になるでしょう。4年近く書いていないライブシーンの経験値は溶けきってしまっているだろうから、こういう気づきを得られたのは僥倖でした。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。