1980年代から約20年くらいの日本のゲームは永久保存した方がよい。カンブリア爆発のようなもので、これは学術的に保管すべき。

200年くらいあとにミケランジェロみたいなものだと思われますよ。確言できる。

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あの当時、ゲームが売れるためにはいくつか条件があったが、 1) 半導体生産を日本がリードしておりコンピュータゲームのための半導体の供給に困らなかった、 2) バブル景気直前であって需要、すなわち余暇をゲームに投入でき消費できる層があった、 3) 左記 2. と関連するが要はコンピュータゲームとかいうぶっちゃけ社会的にはなくてもよいものに対してクリエイタを投入できる資本的余剰があった、 4) そもそもテレビ装置が普及していて安定した電力インフラがあった、ということになる。

当たり前だが電気がないところではコンピュータゲームはできない。テレビがないところに入るためには画面付きのゲーム装置を作る必要がある (電池で動くゲームボーイ) 。半導体がないと当時はゲームを出荷できない。世界中が飢餓で苦しんでいたら余暇の時間がなくなりゲームどころではなくなる。クリエイタは最後の条件で、諸々の需給の条件が満たされたところで出てくる。金がないといいクリエイタは出てこないんだよ。フィレンツェがよい画家を生んだのと同じで、金がないところからはよい創作物は出ない……が、インターネットのおかげでようやくベネズエラの天才とかに直接金を払えるようになった。

当時、日本が半導体とテレビを死ぬほど作っていたというのが実は前提条件として重要なんだが、こういうドライな見方なしに宮本茂云々とかいうのは属人的になってしまってよくない。土壌さえ整えれば勝手に天才が出てくるので、とにかく土壌を整える必要がある。

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