初っ端からゴダール節炸裂なタイトル画面にド肝を抜かれた後、野生の木々や動物と同じ時間を生きる主人公親子のあまりにフォトジェニックなシーン、連続したシーンなのに電子音楽的なBGMの有/無で切り替わる緊張感(元はMVのつもりで撮ってたからなのかも)、その緊張と緩和の中で中盤以降突如湧き上がる濱口監督お得意の会話劇で登場人物たちに愛着を持たせたあとに起こる、唐突に見放したようなラストまで、あんまりにゴダールじゃない!?と思ってしまいました。ラストはあれで終わるのが"""美しい"""というところまで、理解(わか)ってるな〜〜〜!!!