ゲームからは降りる
「傷ついたら相手の思う壺」
「気にしたら負け」
きょうはなんども聞いた。どうやら私は気がつかないうちにそういう、「感情的になったほうが負け」ゲームに参加させられていたらしい。そして、おどろくべきことに、また、かなしいことに、社会はそういうふうなひとたちでできているんだって社会的強者寄りの位置にいる父親に知らされた。
私はそんなゲームなんか知らない。知ってたのかもしれないけど、乗らない。降りる。降ろして!!降りて逃げる。逃げるのはべつに悪いことでも卑怯なことでもない。
感情にふたをして、なんでもないですよというふうをよそおってやりすごすのがこの社会ではお行儀のよいことなんだろう。
知るか!!私は傷ついたし怒っている、そのことを否定されてたまるか。ひどいことばを見て感情的になることはごく自然のことだとおもう。それを隠すだとか、抑えるというのは不健康でなくてなんなのだろう。
私はもう出て行くけど、あなたたちはそうやって悪意のババ抜きみたいなゲームをおつづけなさってくださいな。
ゲームからは降りる。