気合を入れるほどに空回るものといえば「仕事」で満場一致ですよね?「よーし!喜んでもらえるように頑張るじょぉーーー!」と腕まくりしたが最後、もっとこうすれば……もっとああすれば……いやこうしてみれば……いややっぱり……色々ほじくり回していくうち、こちらの熱ばかりが勝手に高まっていく。相手が欲しいのは熱じゃなくて質だよ!!!そんな声が聞こえてきますな。結果、欲望が増していき、失敗すればいつもの10倍傷を負う……そして意気消沈。小さく萎んだ風船と化す。そんなことよくあります。
今20代後半を対象に取材をしてるんだけど、同じ職場に長く勤めてる人は総じて仕事に平熱。私が新卒で入った会社の方針は「出る杭は伸ばす」だった。しかし、その出る杭というのは繊細だ。誰より頑張ってるから。できるかどうかは別として全力。誰も見てないところで同僚の尻拭いをしたり、売り上げを上げるために汗水垂らしたり、キャパオーバーでも仕事を引き受けて休憩もとらずに業務に励んだりもする。それは誰のためなのか。因数分解していけば「相手を喜ばせたい」という純粋な気持ちは60%ぐらい含まれてる。自分のためだけならそんなことしない。
雑事
水曜日に農協から連絡があり、昼休みにかけ直した。
現在農協側に登録されている住所はwebで表示されている学生時代の住所ではなく、就職して最初に住んだ地獄のような寮なので、住所変更の申請も変更前の住所を書き直して郵送し直してくれないか。と言われる。
紙で。この時代に、紙で!
新卒時の住所変更の手続、全く記憶にない。(当時軽度のうつ状態だったため、その頃の記憶がほぼ飛んでいる。それに本当に世間知らずだったもんな、あの頃(なんでコウキョウテキナオシゴト今も続けられてるのかぶっちゃけ謎)。
農協は地域区分が細分化されており、手続が面倒らしい。口座休眠してませんか、とも疑われた。本当に時代についていけていないことを実感するが堪忍袋に落とし込む。早くマイナンバーで移行できるようにしてくれー。せめてwebで手続きできるようにはしてくれよ。
農民の家の長男に生まれ、農協の保険を親からあてがわれ、保険の支払のために口座を開く。
前世代であれば何もおかしくない。
でも、前提が違うのに、親世代の仕組みを踏襲して生活を組み立てようとするから、たぶん私はちぐはぐな生活の困難さを過ごしているんだろう。
私は私の山猿としての因習を未だに解けていない。リベラリストを気取っても、田舎者の血はずっと私の中を流れている。
(昨年からの勢いで)ひたすらにひたむきに走り続けた2023年。初の体調不良です。身体の調子が悪くても周りが平常運転なのシンプルにこたえるな。でももしかして絶好調時の僕も周りにそう思わせていたのかな
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